2013年5月20日月曜日

2013年5月中旬 銀座パラッツォ

2013年5月中旬 銀座パラッツォ

P-world http://www.p-world.co.jp/tokyo/palazzo-ginza.htm
公式サイト http://www.palazzo.co.jp/



基本情報
住 所 東京都中央区銀座4-10-10
営業時間 10:00 ~ 22:45
貸 玉 [4] [1] パチ [20] [5] スロ
特 徴 ★全台プラズマクラスター設置! ★パチンコ各台計数機導入♪
定休日 年中無休
台 数 パチンコ 165台 / スロット 161台
駐車場 450  台


記事を書く前に一つ
駐車場が450台と書いてあるがこれは提携駐車場のことだろうか?
サイトにもそうした記載は一切なく、不誠実な情報として感じられてしまった


東銀座の一角
ピーアークとは晴海通りを挟んで対峙する形で2010年の10月に出店された

界隈は歌舞伎座のリニューアルが終わったばかりで話題には事欠かない
銀座としてははずれだが築地に続く玄関口でもある周辺は、絶え間ない人通りがあった

自分としたことがパチンコフロアの写真を失念してしまった
多少読みづらいが文章で説明を試みる

パチンコは全台各台計数システムを導入していた
近年の新店にしては通路幅は狭く人とすれ違うことは困難で、ドル箱がないとしても歩きづらさを感じてしまった

1フロア160台前後だが、パーソナルシステムを導入してるために、1フロアを1人のスタッフで切り盛りしていた
不正対策などに不安が残るが、今後はこうしたスタイルが主流になるのかもしれない


2階スロットフロアも同様に通路幅は狭い
同様に1人のスタッフが切り盛りをしているようだが、やはり不正対策に不安を覚えた


2階は賞品カウンターを併設していることもあり、パチンコに比べ多少は人の目が行き届いている
ただ、そうは言っても接客中であればホールの異変に気がつくことは難しいだろう

例え各台カメラが設置されているとしても、オペレーター1名で320台もの台数を同時に監視することは難しい
飛躍した考えだが、不正行為による被害に対して設備投資や人件費などをトレードオフにできるという考えかたなのだとしたら、危険ながら一理あるかもしれないと思えてしまった


戸越銀座のパラッツォを視察した感想と合わせて、今後はこうした出店が増える可能性が確信になった
不正行為に関して被害を見越しているとは考えたくなく、何かしらの解決策があるものと考えるが、パラッツォの出店は、昨今都心部へ出店を繰り返す企業とは明確な違いがある

それは、店舗規模だ
昨今の都心出店と言えば、マルハン、エスパス、楽園が記憶にあたらしいところだ
池袋地区や渋谷、新宿、秋葉原などに出店見ることが出来たが、どこも数百台後半の店舗が目立った
企業バリューの高いマルハン、エスパスならばパワーゲームが常套手段とも思えるが、楽園における大山や池袋に対する出店は、はた目には無謀とも思える出店にも感じられるほどだった

明らかにそうした出店戦略に見られるトレンドは市場独占であり、企業バリューを全面に押し出した市場の淘汰とも言える戦略と考えられる


しかし、パラッツォの出店から見いだせる可能性は、そうしたパワーゲームに巻き込まれない独自路線に光明を見出そうとする姿だった

市場独占をする必要はなく、ある程度のシェアを低い投資で維持し続ける
そうして長期的な採算性を見出しながら、企業規模を着実に伸ばしていこうとする戦略だ
そういう意味では、コンビニエンスストアのドミナント戦略に近いのかもしれない

企業全ての出店をそうした形にすることは難しいかもしれないが、それこそある程度の範囲に旗艦店を設けながらアンテナショップ的な展開をしていくことが出来れば、大手企業の目を盗む形でのシェア拡大が実現できるのではないだろうか


もしそうした戦略が成立できるのであればパチンコ店はよりコンパクトな出店が可能になる
その為には、今までの企業になかったようなブランド戦略が必要になるが、昨今続いている大手独占の図式を大きく変えることが出来るのかもしれない

2013年5月中旬 銀座ピーアークネオ


2013年5月中旬 銀座ピーアークネオ

P-world http://www.p-world.co.jp/tokyo/p-ark-neo.htm
公式サイト http://www.p-ark.co.jp/



基本情報
住 所  東京都中央区銀座5-12-6
交 通  東銀座駅A1出口から歩いて30秒
営業時間  10:00 ~ 22:45
貸 玉  [4] [1] パチ [20] スロ
特 徴  1F・2Fパチンコ 208台 3F・スロット126台 広い休憩スペース
台 数  パチンコ 208台 / スロット 126台




正直な話、この店舗がいつオープンしたのかを全く知らなかった
銀座ピーアークのオープンがセンセーショナルだったのに対し、この店舗がオープンするという情報をまったく耳にした記憶がなかったのだ

その為、どのような戦略のもとに展開されていたのかを知ることが出来なかった

銀座ピーアークからはほぼ隣接する位置に同店はある



入り口が開くと、目の前にカウンターがある姿に驚いた
入りやすさは多少犠牲になるのかもしれないが、清潔感を感じさせるスタッフや雰囲気によって好感度が上回っていると感じられた


細長い土地に3階フロアで構成される店舗は、1階は動線を重視してかそれぞれ短い島が並ぶ作りになっていた

それぞれのコーナーが小さなボックス状になっていて、コミュニティの形成を推進できる作りにも感じられた



2階は土地の長手に並行する形で島が作られる一般的な構造と言える作りになっていた
奥のコースでは一台おきに棚が設置されるなど、より快適な空間づくりをしようとする取組も見られた
結果的に設置台数を減らす事になってしまっていたが、市場規模とユーザーの快適指数とを考えた結果なのかもしれない
きらびやかなパチンコ台が並ぶ中、棚に明るい素材を用いることで、臨場感を損ねずに済むかもしれない


立地の問題で、窓からの採光は難しいようだが、それにもましてフロア内が暗く感じられた
床が光源を反射しない素材なので尚更かもしれない
雰囲気を演出するためには何かがかけているとも感じられたが、その要因までは見極めることが出来なかった


ユーザーのために少しでもスペースを活用しようとする姿勢は、いまのピーアークが目指す姿なのだろうか
パチンコ店がコミュニティの中心として見直されることに期待したい

2013年5月中旬 銀座ピーアーク

2013年5月中旬 銀座ピーアーク

P-world http://www.p-world.co.jp/tokyo/ginza-p-ark.htm
公式サイト http://www.p-ark.co.jp/



基本情報
住 所 東京都中央区銀座5-12-1
交 通 都営浅草線・メトロ日比谷線「東銀座駅」A1出口正面
貸 玉 [4] [1] [0.5] パチ [20] スロ特 徴 4円・1円・20円スロット 完全『禁煙』フロア(喫煙スペースあり)
台 数 パチンコ 203台 / スロット 74台


銀座にパチンコ店ができる
そんなニュースとともに、ピーアークの名前を改めて意識することになったことを記憶している

足立区を中心に店舗展開を続ける同社にとって、当時パチンコ企業がこぞって都心への旗艦店オープンを繰り返す中、いろいろな思惑があっての出店となったのだろう

業界が投資家の注目を集める中、当時にしてはまだ珍しかった全面禁煙や低玉貸し遊技、コンシェルジェの設置など業界を飛び越えて話題になったことを記憶している

今でこそ香港において株式上場企業が誕生したパチンコ業界だが、まだまだ世間一般の大企業に肩を並べるには課題は山積みと言える


そうした話題からどれくらいの月日が経ったのかが定かではないが、一見して感じられる目新しさはすでになくなってしまったかのように思えた


しかし、入り口をくぐってすぐの位置にミニストップがオープンしていることには、まさに衝撃を受けた
銀座にコンビニがないわけではないが、この土地において人を集めることにこうした併設は向いているのかもしれない
スケールが小さいとは言え、店頭からでももっとわかりやすくても良いかもしれない


店内は分かりやすさを追求するかのような案内が並び、初心者にも親切な作りを見て取ることが出来た
通路に見えるように並べられた空気清浄機も、コンセプトを表現するのにとても適している



思いのほかユーザーに支持されていることを感じられた
全台がパーソナルシステムのために、足元はとてもスッキリとしていた


当時は最新として感じられた設備も、どこか少し古臭さを感じさせられてしまう
業界においても少しずつ陳腐化の波は起こりつつあり、とくにユーザーが利用する設備に関しては設備投資のサイクルが短くなりつつあるのかもしれない





こうして写真を並べてみると、店内以外の写真を多く並べられることがうれしく感じられることがある
つまりは営業外に対する取組であり、その店舗がもつ独自性が表現されている部分であると感じられるからだ

コンセプトを明確にした企業の取組を表現しようとする旗艦店において、こうした内容が視覚的に捉えられることの意味は大きい

たとえばコンシェルジェカウンターの設置であったり、無料パチンコを開放する姿勢であったり、
禁煙を推し進めながらも遊技客問わず吸いたい人に場所を提供する姿勢であったりと、地域の人やファンと深い位置での結びつきを生み出そうとする企業の姿勢は、一ユーザーとして敬意を持って接したいとすら感じられる

業界全体が多様化をもって活性化できるよう、今後の活躍に期待したい

2013年5月中旬 デュオ有楽町

2013年5月中旬 デュオ有楽町

P-world http://www.p-world.co.jp/tokyo/1011duo.htm
公式サイト http://www.towa-js.co.jp/



基本情報
住 所 東京都千代田区有楽町2-8-1
交 通 JR有楽町駅銀座口前(有楽町マリオン目の前)
営業時間 10:00 ~ 22:55
貸 玉 [4] [2] パチ [20] [10] スロ
定休日 年中無休
台 数 パチンコ 275台 / スロット 251台


有楽町UNOと通りを挟んだ位置にあるDUO
東和産業の運営する同系列の店舗だ

有楽町再開発で新しくなったUNOに比べ、店内は少し古き良きパチンコを感じさせる雰囲気を持っている


通路の狭さや天井の狭さやエアコンの配置などから、店舗の歴史を感じることが出来る


途中、フロアの形が変わることを感じる箇所が幾つかあった
狭い通路をくぐるなどして、まるで迷路にも感じられる店舗は、恐らく増築を繰り返した結果なのだろう




それはスロットフロアも同様で、大きく分けて2つから3つのブロックに分かれているように感じられた
死角が多い点が運営の難しさを感じさせるが、入り組んでいる様子は独特の雰囲気を演出していた

以前からの企業を知っているファンにとっては、こちらのほうが馴染みが深いのかもしれない


立地的にすぐさま競合が出店できるような状況ではないのだろうか
集客に必死になることで見られる薄っぺらい集客が行われていないことにとても好感が持てた

日本の代表的な娯楽として、有楽町を訪れる世界中のユーザーに愛されるような店舗で居続けていただきたい

2013年5月中旬 有楽町UNO

2013年5月中旬 有楽町UNO

P-world http://www.p-world.co.jp/tokyo/2000uno.htm
公式サイト http://www.towa-js.co.jp/


基本情報
住 所 東京都千代田区有楽町2-7-1有楽町駅前ビルディング1F・地下1F
交 通 JR有楽町駅目の前 マルイ隣 イトシア内
営業時間 10:00 ~ 22:55
貸 玉 [4] パチ [20] スロ
定休日 年中無休
台 数 パチンコ 401台 / スロット 163台



有楽町イトシアに隣接するイトシアプラザの地上階と地下に店舗を構える

有楽町駅前は、再開発以前は薄暗く込み入ったイメージで、通りを隔ててれば銀座につながっているとはにわかに信じられないような状況だった
それがこのイトシアができることで、有楽町から銀座への動線は大きく変化することとなった

それまではマリオンの下をくぐって晴海通りに出るのが銀座への代表的なアクセスだったのに対し、今ではイトシアを抜けてプランタンとハンズの間を通るマロニエ通りを使うほうが一般的になったのではないだろうか

そのことが直接的原因ではないにせよ、2010年末にマリオンから西武が撤退したことは一つの象徴的な出来事だったといえる

そうした劇的な変化を迎えた有楽町駅前において店舗を構えている同店は、新しい有楽町の雰囲気に馴染んでいるかのようにも見えた


フロアは全体的にゆったりと作られていて、外側全面がガラス張りのためか多くの光を取り込むことで明るく感じられた
外国人観光客も多く訪れるであろう土地において、パチンコという日本独特の文化をよい状態で伝えることが出来るのではないだろうか


エスカレーターを降りると、パチンコとスロットコーナーが広がる
これだけの店舗スケールで、この店舗に低玉貸しコーナーはない
低玉貸しはDUOが受け持つ形のようだが、それでも2パチ10スロと少し強気な様子を伺うことが出来る
そもそも、集めるユーザー層が限られる土地柄なのかもしれない




1階同様に広々作られた店舗は、ひと目で客単価の高さを伺わせている
1階が中高年ユーザーを中心としていたのに対し、地下にビジネスマン風のユーザーが多いのは人目を避ける事が目的だろうか


中には禁煙コーナーもあった
地下であっても高い天井とゆったりとした空間によってタバコの匂いが気になることはなかったが、それでも気にするユーザーには嬉しい取組かも知れない


再開発を終えて、結果的に恵まれた立地になった同店
銀座の玄関口にふさわしいラグジュアリーな雰囲気を備え持っていると感じられた


そうした雰囲気は、業界のイメージ向上に対し多大な貢献があるといえる

銀座に訪れようとするユーザーを玄関口において足止めさせるにはそうしたイメージと矛盾する戦略が必要になる場合が多く、それを解決しながらの集客という難しい課題に直面しているかのようにも思えた